2017年3月13日月曜日

駆逐艦 浦波 1944年時 製作 ヤマシタホビー+ピットロード

特型駆逐艦改Ⅰ型の浦波をヤマシタホビーの綾波とピットロードの白雲をミキシングして製作しました。




ヤマシタホビーの特型駆逐艦はⅠ型の吹雪とⅡ型の綾波、Ⅲ型の響がリリースされていますが、今の所どのキットも開戦前の仕様で、大戦末期の対空兵装強化後の姿はまだリリースされていません。 そこで、手元にあったピットロードの特型駆逐艦には各年代の武装や各型の艦橋パーツなどが入っているので、ニコイチで大戦末期仕様を製作してみました。

浦波は特型のグループの中でも改Ⅰ型と呼ばれています。

Ⅰ型が主砲が仰角40度のA型砲架、砲架周りに旋回用の軌道、機関室吸気口がキセル型、艦橋がシンプル、船首楼が短い(一部の艦は片舷が長い艦もあります)など。

Ⅱ型は主砲が仰角75度のB型砲塔(後に補強のため仰角を55度に)機関室吸気口がⅡ型からお椀型に、艦橋に方位盤が装備、船首楼が長くなっているなど。

の変化があります。浦波はその中間で、おおざっぱに言えば、主砲と艦橋がⅠ型、船体や煙突周りはⅡ型といった感じです。

そのような形ですので、部品の組み合わせで浦波も発売されても良さそうですが、甲板部品をⅡ型と共通だと主砲の旋回軌道が無いので、発売される可能性は低そうです。

今回はこの旋回軌道を妥協して無しにして、浦波っぽい艦に製作してみました。



基本的には、綾波のキットを製作して、ピットロードから以下の部品をトレードしています。
・艦橋はⅠ型用を使用。艦橋前にも機銃座を。
・2、3番発射管の間に機銃台。
・後部2番砲後に機銃座を。
・電探と単装機銃も。

船外電路は0.4㎜プラ棒で取り付けています。
舷窓は大戦末期には多数、閉鎖されていますので、0.3㎜プラ板を1㎜の打ち抜きポンチで打ち抜いたのを接着しています。



マストはキットの三脚を接着してから、中断で切断し、電探台と上部マストを設置しています。
本来はA型砲架周りには旋回軌道がありますが、Ⅱ型の船体にはそのモールドは無いので、今回はスルーしています。言わなければわからないかも(笑)



後部砲架周りは、甲板の部品共通化で吹雪のキットでも旋回軌道は再現されていません。

後部2番砲跡はピットロードのパーツを、元の構造物に現物合わせで削り込んで設置しています。
魚雷ダビットの高さも変わるので支柱も変えています。
後マストにも13号電探を装備しています。



1944年9月の捷一号作戦前のカッターなどを撤去する前の状態で製作しています。

武装は
12.7㎝A型砲4門 
61㎝魚雷発射管9門(特型も生き残りには酸素魚雷を発射できるように改造されたようです。)
25㎜3連装機銃4基、連装機銃1基、単装機銃10基 合計24挺
13㎜連装機銃2基4挺 爆雷36個




ヤマシタホビーのキットはとても作り易く、武装パーツを付けるだけで大戦後半の状態への改造も容易です。
ピットロードのキットには沢山の余剰パーツが入っていますので上手く組み合わせたら色々な年代を作る事も可能です。

ヤマシタホビーからは、この後は潮や漣といったⅡA型がリリースされるようです。
その後にも後期の対空兵装増備後の姿も発売していただければ嬉しいですね(^^)


         



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