2018年1月30日火曜日

ピット+艦NEXT戦艦大和をレイテ沖海戦時の製作③


先日発売された、ピットロードの戦艦大和を製作していたのですが、甲板と船体に隙間ができていたので、伸ばしランナーを使って、隙間埋め作業中に、接着剤を甲板上に落してしまいました!Σ(゚д゚lll)

せっかくの繊細な甲板が台無しになってしまいました・・・

残念ですが、修正は難しそうです・・・


また買いなおすにも高価なキットですので、これまた今月発売されたばかりのフジミの艦NEXT戦艦大和、捷一号作戦時の船体を使って、ピットロードとニコイチで作ってみようと思います。さっそく注文して、届きました。



レイテ沖海戦時の戦艦大和、後ろには戦艦榛名の姿が。

以前発売された、最終時大和のバリエーションキットです。



新規の甲板部品です。増設機銃の少ない状態を再現しています。
単装機銃の取付穴はありません。マリアナ沖海戦時へのバリエ展開をするため?
せめて、裏面にガイド穴をつけていてくれたら、位置決めもやりやいのですが。



航空作業甲板も増設機銃座の無い新規パーツで。それとクレーンのアンテナ支柱。



艦尾の甲板等、武蔵に追加されていたランナーが入っています。



上面に機銃座の穴の無い砲塔と単装機銃です。



以前から入っていましたサービスパーツの弾薬箱に加え、双眼鏡のパーツも新規に入っています。



船体は左右張り合わせ式です。船舷のモールドは同社の特シリーズに準じたモールドです。

艦NEXTの戦艦大和は良いできですが、スナップフィット故の組み立てやすさ優先で、太い部品が多くあります。

例えば、後部マスト、煙突、一番砲塔前の波よけ、高角砲や機銃、各種小物類など。



ピットロードのキットと比べてみると、僕個人での感想ですが、

●船体の船舷のモールドは、ピットロードは外継ぎ目がオーバー目に施され、船外電路のカバーあ再現されていません。ボートダビットは別パーツになっています。艦NEXTは船外電路や閉鎖された舷窓、ボートダビットがモールドされていて全体的におとなしめです。

●船底はピットロードのは外板継ぎ目がモールドされ、底の注排水孔まで開いています。
艦NEXTのはつんつるてんですが、艦底色の成型色です。

●甲板前後の滑り止め甲板は、ピットロードのはややオーバー目で艦NEXTの方が落ち着いて見えます。

●木甲板は、ピットロードは裏面に各年代用の機銃座の穴がガイドされています。艦NEXTのは機銃座用のモールドが表面に施されています。板張り表現は艦NEXTのは特シリーズと同じ感じで、ピットロードのはより繊細なモールドです。
主砲塔前の波切板は、圧倒的にピットロードの方が良いです。

●航空作業甲板は、ピットロードは凸モールドでくどい感じがします。艦NEXTのは凹モールドで控えめなのが良いです。リノリウム歩行帯はピットロードはデカールのみで、凸モールドをどう処理するか悩むところですが、艦NEXTのはモールド入りで塗装、墨入れもやりやすそうです。

●艦橋は両方とも良い出来です。小物を含め、分割も多いピットロードの方が精密です。

●煙突は艦NEXTのは上部の黒い部分が別部品となっています。探照灯台はブルワークが分厚くて艦橋に比べたら見劣りします。ピットロードのは足場も含め良い感じです。

●後部艦橋は両方とも良い出来です。ピットロードの方が一歩新しい表現で再現されてます。

●後マストは両方とも、強度の関係上太くなっています。艦NEXTのはとても太いのでそのままでは実感が損ないます。ピットロードのは一部作り変えると良さそうです。

●主砲は両方とも良い感じになっています。副砲はピットロードの方には側面の放熱スリットのモールドが入っているのでより精密です。

●高角砲座や機銃座などはピットロードの方が薄く仕上がっています。増設高角砲の台は艦NEXTのは武蔵だと滑り止めモールドが入っていますが大和のはツルツルですのでエッチングが必要です。

●高角砲や機銃、水上機、各種小物類は、圧倒的にピットロードが精密です。ピットロードのにはNEパーツがそのまま入っています。

  
こういった具合に部品などを見比べると、船体や甲板は好みによると思いますが、小物部品類の精度は圧倒的にピットロードの方が良いです。


今回は、ピットロードの甲板を汚損してしまったので、船体と甲板は艦NEXTのを使用し、艦橋や煙突、主砲、副砲、高角砲や機銃など上物はほとんどピットロードのを使って製作していこうと思います。



ミスで作り直しになってしまいましたが、ある意味贅沢仕様な大和を作っていこうと思います(^^)v



それでは、さっそく船体を作っていきます。
まずは左右張り合わせの船体を中の補強部品につけていきます。
この時、一部入りにくいところもあるので、すり合わせをして組んでいきます。



甲板も左舷が少し浮き上がり気味でしたので、すり合わせして調整しました。
艦NEXTのキットは艦底板が付属していないので1ミリのプラバンを当てて圧着して流し込み接着剤でしっかり着けています。隙間なく接着できた後、サラサラの瞬間接着剤を15グラム注入して、プラ板と船体を補強しています。
瞬間接着剤とはいえ大量に流し込むと固まるのは一晩以上かかりますのでクランプで水平に固定しておきました。

→ピット+艦NEXT戦艦大和レイテ沖海戦時を製作④




→ピットロード戦艦大和をレイテ沖海戦時で製作①




→フジミ 艦NEXT 戦艦武蔵 レイテ沖海戦直前製作

→超大型護衛艦 やまと 1990年時

→ピットロード DD113護衛艦さざなみ の製作 

→フジミ 軽巡洋艦能代の製作

→航空自衛隊 F2A戦闘機 の製作

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2018年1月16日火曜日

ピットロード戦艦大和をレイテ沖海戦時で製作②

ピットロードの戦艦大和、艦橋や煙突を作っていきます。




まずは後部艦橋から。分割されたパーツで、今までのキットには無い細部表現がなされています。測距儀は回転するようになっていますが、ぐらつくので接着しています。



煙突も、格子は抜けていないもののモールドは繊細です。



艦橋は前後分割で、なかなか斬新な分割ラインになっています。




22号電探は下の受信機?がえらく長いです。改良型の電探ですかね??
とりあえず、しっくりこないので右側のナノドレッドの22号電探と交換します。



防空指揮所と信号旗の甲板はリノリウム貼りですので、先に塗装しておきます。





防空指揮所は後半部のリノリウム部分をマスキング後、前部のグレーチング部分を木甲板色に塗装してマスキングしました。

第一艦橋の窓部分はクリアーパーツですが、下段の夜戦艦橋はクリアーではありません。
艦橋内部もリノリウムとグレーチングのモールドが入っていますが、私はクリアーパーツは好きではないので普通に塗装して墨入れするので省略しています。内部を塗り分けても外からはほぼ見えませんですし。




艦橋を組み上げて、各種指揮装置なども取り付けてみました。
分割部品は多いですが、その分精巧な仕上がりです。
トップの測距儀も仮置きしてみました。



艦橋の後部。



艦橋の周囲には逆探も取り付けられており、ナノドレッドの逆探を切断して取り付けようとしたら、2つもピンセットで弾いて飛んでってしまい戦意喪失・・・(;^_^A
後でまた取り付けようと思います。

この後は太すぎるマストを自作してから破損しやすそうな13㎜機銃や信号灯、逆探、測距儀周りのエッチングなどを取り付けてみたいと思います。



→ピット+艦NEXT戦艦大和をレイテ沖海戦時を製作⑤





→フジミ 艦NEXT 戦艦武蔵 レイテ沖海戦直前製作

→超大型護衛艦 やまと 1990年時

→ピットロード DD113護衛艦さざなみ の製作 

→フジミ 軽巡洋艦能代の製作

→航空自衛隊 F2A戦闘機 の製作

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2018年1月7日日曜日

ピットロード戦艦大和をレイテ沖海戦時で製作①

年末に購入したピットロードの戦艦大和の製作を始めていきます。

ピットロードの戦艦大和は最終時を再現していますが、部品割を見ていると、一部兵装を取り付けずに作ればレイテ沖海戦時の状態も製作する事ができそうです。
いずれ同社からバリエーションキットとして出るでと思いますが。

2年前にフジミの艦NEXTで戦艦武蔵を作りましたので、武蔵と戦隊を組むために大和もレイテ沖海戦時で作ってみようと思います。

艦船模型は沢山作りましたが、大和を作るのは実に18年ぶりとなります。




仮組をした船体ですが、甲板の裏には増設機銃の取付穴を開けるよう指定されているので、このまま組んでしまわないように注意です。



まず木甲板のパーツの裏から。
このキットには親切に番号と記号が振られていて各年次ごとに開ける場所がわかりやすくされています。

①がレイテ沖海戦後、内地に帰投した際に最後に増設された機銃です。

②は竣工後の武蔵の副砲の前後に増備された時の3連装機銃座と思われます。

③と④はマリアナ沖海戦後に増設された3連装機銃座ですが、③は若干中央よりで、④は最終時の説明書には開口が指示されています。レイテ沖海戦時にはどちらだったのかちょっとわからなかったので④を開けてみました。

⑤はレイテ沖海戦時の単装機銃の取付位置です。

⑥はマリアナ沖海戦後に後部副砲周りに増設された3連装機銃座です。

レイテ沖海戦時を作るために④と⑤と⑥を開口しました。

最終時の状態を作りなら①と④と⑥を開口します。



続いて、航空作業甲板です。

①は最終時の増設3連装機銃座です。

⑤はレイテ沖海戦時の単装機銃位置です。

⑥はマリアナ沖海戦前に増設されたシールド付き3連装機銃と機銃射撃指揮装置です。

というわけで、⑤と⑥を開口しました。

艦尾の甲板には番号は書かれていなく、大きい穴は最終時の3連装機銃座、小さい穴4つは単装機銃用です。 

こちらは単装機銃の穴を4つ開口しています。

後は、3番砲左右舷のボラード用の切り欠きも忘れずにやっておきます。


続いて、船体の組み立てを行っていきます。




艦尾の短艇格納庫の空間と水上機格納庫の部分を組み立てます。

内部空間が再現されていますが扉が閉まっている状態にしかできませんので、開いている状態にするには改造が必要です。



今回は洋上モデルで製作するので艦底板を貼り付けました。



そこから、甲板パーツを取り付けました。
自分の取り付け方が悪かったのか、艦首や艦舷、航空作業甲板の間に隙間ができてしまいました(;^_^A けっこうな範囲で隙間ができてしまってます(´;ω;`)
修正をしていかないとかなり目立ってしまいます。





ちょっと気分転換にフジミの艦NEXT武蔵と船体と甲板の感じを比べてみます。



艦首の滑り止め甲板はだいぶ表現が違います。



主砲塔前の波切板はフジミのスナップフィットのキットより、やっぱりピットロードの方が繊細です。



航空作業甲板は両社でだいぶ表現方法が違います。フジミのはリノリウム通行帯のモールドも込みで入っています。ピットロードのは凸モールドが非常にくどくて、このキットの部品の中では一番残念な場所です。



ピットロードの船舷は外板継ぎ目が大きく強調されています。
船外電路のカバーは再現されていません。



フジミのは外板継ぎ目は無しで、船外電路や閉鎖された舷窓は強調されています。
艦首の旗竿が折れてしまってます・・



両社のキットで、船体と甲板の表現方法に大きな違いがありますね。
これは人によって好みが分かれそうですね~

とりあえず、気を取り直して船体の隙間を埋めつつ、艦橋などを作っていこうと思います(^^)v


→ピット+艦NEXT戦艦大和をレイテ沖海戦時を製作⑤






→フジミ 艦NEXT 戦艦武蔵 レイテ沖海戦直前製作

→超大型護衛艦 やまと 1990年時

→ハセガワ 夕雲型駆逐艦早波の製作

→ピットロード DD113護衛艦さざなみ の製作

→フジミ 軽巡洋艦能代の製作

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